工事中
Yamaha YZF-R3 (2025年式)
2025年8月〜
ヤマハ YZF R3 一合八勺
なぜSF250からR3へ乗り換えたか?
- 箱根でフルスロットルで使えるようになって(あのエンジン出力なので速度はたかが知れています)、前世紀に乗っていたSRX250Fくらいのパワー感のあるバイクを終のバイクにしたかったから。
- 終のバイク(原付きでないモデル)は新車で欲しかったから。
- 2025年式のR3の足つきがとても良いから。 車体が軽いから。
SF250はサスをジクサー150用に替えたので乗り味は大変いいのですが車高が上がって足つきが悪いというのもありました。
体力が衰えてきて足つきは大事。- SF250を買うときにR3で明るい色のモデルが出たら買おうと考えていた。
ので、2025白モデルが日本で発表されたと同時に注文しました。 で 待つこと5ヶ月。8月に納車されました(文字通りトラックで配達)。
地元の箱根で試してみました。
250のシャーシに320のエンジンを載せたバイクなので軽い車体に余裕をトップアップ な感じ。
昔のヤマハは「ヘタは乗るんじゃねぇ」という感じの設計でしたが、R3は妙に素直で安定しています。 慣らしで5000rpm以下なら。
慣らしが終わって8000rpmまで回したら、、、「ヘタは乗るんじゃねぇ!」でした。 開ければグングンバンクしていく、ボケっとしているとまるで曲がらない。 リアサスがリンク無しなので余計に上手下手の差が出ます。
SF250は昔のヤマハ以上に運転技量に正直で、荷重移動とアクセルタイミングをいい加減にすると、いきなり思ったラインでないところを走りました。 「おぉこれは真面目に慎重に走らんと」と思わせてくれました。
R3も似た感じで5000以下ではノンビリバイクですが、回すと「あんたヘタだね」とわからせてくれます。
SRX250Fより遥かに丈夫なフレームと電子燃料噴射に依存して「車体性能任せで本人の限界を超えたところ」に行ってしまうかもしれません。
それは困る。
恒例。 PGJ/PGK二人が過去に乗ってきたロードスポーツと較べてみましょう。
車種 |
Yamaha FZ250 (1HX) 1984 |
Yamaha SRX250F (51Y) 1984 |
Yamaha XJR400R 1996 |
Suzuki SF250 (2BK-ED22B) 2022 |
Yamaha YZF-R3 (8BL-RH25J) 2025 |
車体重量 |
139kg | 123kg | 178kg | 158kg | 169kg |
原動機出力 |
33kW (45ps) |
23.5kW (32ps) |
39kW (53ps) |
19kW (26ps) |
31kW (42ps) |
Power Weight Ratio 小さいほど高性能 |
(152+50)/33 = 6.1kg/kW |
(140+50)/23.5 = 8.0kg/kW |
(178+50)/39 = 5.8kg/kW |
(158+75)/19 = 12.2kg/kW |
(169+75)/31 = 7.9kg/kW |
さて、R3はPGJにとって2つの初があります。
- 初のフルカウル普通二輪(SF250は軽二輪)
- 初のクイックシフター付きバイク
このオートバイの気に入ったところ
色! 明るい色のバイクは気持ちを明るくしてくれます。
短足でも両足が地面に付く(身長160cm、股下は聞くな。)
マニュアルトランスミッションである。 タコメーターとにらめっこというのは我が家の家風でありますhi おまけにクイックシフター付きである。
なんだかんだ言ってもツインエンジンのトラクションの良さ。
パワーが過大でない。
トラクションコントロール付きでアクセル一つでスッ飛んで行ける楽なハイパワーバイクは雑な運転になりがちです、下手が雑な運転をすると事故の原因になります。 「余人を持って代えがたし」な人は怪我をしないほうがよろしい。カウルの脱着が楽である。
航続距離が長い。 日帰り700kmのツーリングするバイクではないし、そんな体力はすでに無いけれど、出かけるたびに開いているスタンドへ寄らんといかん という心配がない。 1回の給油で箱根朝練3回は余裕。
ツアーバッグが付けやすい
Vストロームから使い続けている付けているパニアケースが付きます。 ただしステーがものすごく高く、更に要加工。安い!
新車でオプション込み100万です。 CBR250RRなんて素で130万、YZF-R1なんて230万ですよ!(とはいえ高い高いと言ってもジムニーより安いんだけどさ。 )
このオートバイの「う〜む」なところ
- 注文しても来ません。 3月注文で納車8月。
メーターカウリング小さすぎ ベッタ伏せ専用のレーサーじゃないんだから。 と言うわけで純正オプションに変更。
- ヘッドライトの照射パターンがハナクソ。 均一でないし、左右も暗い。 SF250の照射パターンはR3に比べると遥かにマシ。 浜松だってそこいらじゅう街灯のない農道ばかりだろうに。 良いのかこれで?
- シート下が狭すぎて車検証を入れる場所すら無い。 工具も入らん。 配線が大変。
- ホーンの音が原付きレベルである
付けた部品と装備と
タチゴケ保護プロテクタ
足腰弱くなっているので、タチゴケは「今そこにある危機」状態。 保険ですね。 ここから補助灯を生やしてもいいかとも考え中(ここだと車検とおらん)。
詳しくはこちら
クイックシフター
シフトアップがS-tronicみたいになるキット
仕組みは車体に組込済みという「へー」な部品と配線のキット。 これもヤマハ純正
スクリーン
ハンドル周りの電装、通信機器を守るために大きめの風貌に変更。 純正なのでデザインが破綻しない。
クラッチレバー
クイックシフター付けたとはいえ、街なかでは操作しやすいレバーは大事です。
取り付け記事はこちら
ヤマハ純正のこれ
ブレーキレバー
ブレンボのマスターシリンダに付け替える気満々だったのですが、こんなに長いこと販売しているバイクなのに成功例があまりに少ない。
なんかクセがあるんだろうかと、とりあえず保留して、レバーだけ純正オプションに替えました。 細かい調整が聞いて良いです。
取り付け記事はこちら
リアキャリア
純正キャリアはGIVI用ステーを付けるために必須。
ドライブレコーダ
デイトナ扱いのMio M820MD
駐車監視も追加配線無しでできるスグレモノ。
普段だと新車受領後は配線工事で「あちこち外して」なのですが、今回は納車予定時期が真夏だったのでドライブレコーダやETCの取り付けは赤男爵に任せてしまいました。 暑くて無理!
従来型に比べて駐車監視もできるようになったし、動画のダウンロードもとても早くなりました。
ETC2.0
日本無線様ですよ
スマホホルダ
取り付け記事はこちら
デイトナのやつをSF250から引っ越し。 バーはデイトナR3用。
充電コネクタ
こちらを参照
ダブルホーン
ミツワの超音
箱根の鹿をどかすのには必須 取り付け記事はこちら
追加反射素材
例の如くの黒い反射材
3M 黒い反射材でググると出てきます
タイヤ空気圧モニタ
珍しく技術基準適合の無線機器製品があったので密林で購入
パンクの早期発見用です。 R3にはパンク修理キットを積んでいないので、早期発見は必須。 まぁ 走ってりゃ分かるけどね。
車載工具はSF250のものをタンクバッグごと使いまわし。。。
軽便性を活かして二輪で迅速に荷物を運びたいときがあるのでVストロームツアーバッグ一式も使いまわし。
ツアーバッグ GIVIのTRK34 (写真右の)
車載工具や出先での買い物格納にパニアケースはあると便利
重量 5.1kg
VS250、SF250から使い回し
ステーメーカーのおすすめはE22ですが、今あるものを使いまわします。
トップケース GIVIのTRK52
トップケースはVストロームから外した休眠品を復活
TRK34などGIVI関係の記事はこちら
ツアーバッグのステー
GIVIモノキー用の社外ステーです(Motoco製)。
https://www.motoco.co.jp/pages/76/
重量は測りそこねました。 たぶん3kg前後でしょう。
大失敗な取り付け記事はこちら
デイトナでステーを輸入しておらず海外サイトでも見つけられないときはMotocoが唯一の頼りです。
ほぼ、受注生産なので、付けるバイクとバッグを指定して依頼するのが一番早く安くつきます。
GIVIトップケース用ベース
60Lのトップケースはお買い物特急に便利
GIVIの車載工具箱
R3は車載工具スペースが無いので、シートバッグに入れていましたが、こんな重たいものはロール軸から離れた場所にあるのはよろしく無いので、付けました。 が、これも高い。。。 日本円の安くなったことよ。。。
取り付け記事はこちら
追加制動灯
在庫のLEDストップランプを取り付け。 まぁ Better than nothing.
リアサス
オーリンズにするカヤバにするか
パフォーマンスダンパ
住宅用の制震ダンパと同じ理屈なんだろうか?
オカルト部品なのか、はたまた「サーキットでなら効く」ものなのか?
純正部品だけど信用していいの?かなー?
というわけで、現状のコストは以下の通り
要素 小計 車体+ETC+初期追加部品+諸費用: 102万 追加部品(作業は自分で): 16万 人間の装備ウェア: 25万 XYLの装備ウェア: なし 任意保険(盗難込み): 16万 合計 158万
若いもんがバイクに乗らんとか言うけど、320ccでこの有り様ですよ。未明に出かける朝練用なのでうるさいマフラーは付けません。
CBR250RRの120万円なんて、オンロードコストとオプション、保険等々足したら簡単に200万超えです。 200万あったら軽自動車買えるよ。 R1なんて車体で230万ですから、装備と工具と消耗品で初年度300万円は必至でしょう。 日本人の年収の中央値はだいたい400万円。
趣味にしか使えない乗り物なんて若者に買えませんよ。
バイクが高価になったのが悪いのか、給料上がらない日本の社会が悪いのか?
法人税あげたら、「税金で取られるくらいなら社員に払っちまえ。 そっちのほうが社員も働くし海外本社も喜ぶ。」という時代が21世紀にもあったんだけどねぇ。
経理が「Korinさん。2本ばかり年度内に使ってくんない?」と言う時代が懐かしい(ほんの15年前なんだけどねぇ)。
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