話の種

アンザックデー

オーストラリアとニュージーランドが大英帝国の自治領だか保護領だった第一次大戦の際、トルコへ攻め込んだニュージーランド連合軍が大負けして死人の山を築いた慰霊の日。

午前中はみな静かに過ごします。

VK,ZLから、わざわざトルコまで出かけて行って、結局大負けに負けて帰ってきた訳ですが、戦地であるトルコのガリポリには、毎年、「爺さんがここで 戦った」人々がVK,ZLから出かけていきます。 

VK,ZLの人々にとっては歴史の一大イベントですから、力が入ります。 トルコ側から見ると、トルコ近代化の父ケマルパシャがアンザック軍を撃退した地 でありますので、そこそこ力が入りますが、VK,ZL政府の「歴史遺産だ、もっと遺跡保護に力を注げ」と言われても、歴史遺産の山ほどあるトルコにしたら 「そんな、100年もたってないのに」と言うのが本音らしい。

不承不承戦争遺跡の整備を開始したトルコ政府、今度は整備のしかたについて苦情がVK,ZLからきて「もううんざり」。 世界地図のハズレの田舎もんと、 13世紀からつづく、一時世界を支配してきた帝国の子孫たち。 話がうまく通じるわけが無い=価値観違いすぎ。

さて、今、アンザックデーは、ガリポリの看板を掲げながら、もっぱら日本を攻撃対象にする記念日です。 ありとあらゆる日本に対するネガティブキャンペーンが行われます。  VK,ZLには日本が解放した東南アジアの植民地から逃げて来た元支配者な人々が居ますから、農園を失って悔しくてしょうがない人や、その子孫たちは、日 本を貶めることに熱中して憂さを晴らしたいのでしょう。

ドイツの仮装巡洋艦が跳梁跋扈する南太平洋インド洋で、この兵隊達を乗せた輸送船を無事護送し戦地に送りこんだのは大日本帝国海軍。 
大日本帝国は大英帝国との日英同盟の義理があって、南太平洋のドイツ帝国艦隊を追っかけていたのですが、ついでにこんな仕事も頼まれたのでした。  
この他、十隻の駆逐艦が地中海でマルタ島を基地にしてUボートの駆逐をしていたそうです。 

私の同僚のマルタ人曰く「マルタには蒙古斑のある子供が生まれる事がある」。 
元気な水兵たちがいたようですね。

現在、アンザックデーは、その恩も忘れて、日本人を見かけたら生卵を投げつける日であります。 

詳しくはこちらで。

アンザックの今日的意味についてはこちら

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