案内のお坊様によりますと、「国宝で、同時に特別名勝で、国指定名勝はめったとありません」そうです。
おまけに豊臣秀吉が実際に歩いたことがある建物が唯一現存しているのも醍醐寺だそうです。(他は皆、燃えてしまったか、打ち壊されたか)。
所蔵している国宝・重要文化財の数が国宝75,522点、重要文化財425点(醍醐寺ホームページより)だそうで、Wikipediaに列記されている量だけでも大変な数です。
「まもなく、この寺宝の調査に伴い箱書きを墨と毛筆で書いて膠で貼るという作業をせねばなりませんが、点数が点数なので本当に大変なんです。でも私の箱書きは次の調査まで2?300年は持つらしいです」と上記坊様が仰せでした。由緒があり、かつ焼けていない寺院は大したもんです。
この点、比叡山延暦寺が信長に焼かれたのと、そもそも焼かれる前に山上の伽藍は衰退していたのもあり、有名な割に見るべきものは少ない寺院であるのと対照的です。
醍醐寺の歴史については 醍醐寺公式サイト や Wikipediaの醍醐寺記事 を見てくださいまし。秀吉の「醍醐の花見」で有名な、あの醍醐です。
獲ってきた建物に更に継ぎ足したので、建物の連結部分は庇(ひさし)がこのように互い違いに組み合っているのです。
座敷の中の襖絵は外して別途空調倉庫で保管されておりまして、印刷した複製が飾られています。
室内は撮影禁止なので襖の写真は こちら をご参照。
PGJは元印刷屋なので、ひと目で「あぁ印刷ね」と思いましたが、「印刷では金色が出ませんので、金箔の上に印刷しました」にはたまげました。
金箔の上に印刷するってエプソンの特殊機だろうか?
大日本印刷DNPが大徳寺の襖絵を始め文化財を複製しまくっていますが醍醐寺はリストにないですね(DNP 伝承美)。
備考)空調とは 空気調和 の略。嘘みたいな本当の話。
庇が互い違いに組み合う接合部
で、庭です。
桜と紅葉のシーズンがウリらしいですが、お坊様いわく「4月は花見より人見なので、桜が見たい方は3月末に来てください。まだ空いています。」
こういう回遊式池あり庭園は鎌倉時代以降絶えていたのが秀吉によって復活したそうで。まぁ芸術家が側に居たんでしょうね。







ところで、醍醐寺では人工衛星軌道に寺院を打ち上げる計画だそうで、宇宙寺院 劫雲寺(GOUNJI) です。


国宝 五重塔
これまた国宝の五重塔。
こちらの塔、心配になるほどセキュリティ装置が見当たらず。大丈夫なんだろうか?
ともあれ、本当に美しい塔ですよ。

こちら下醍醐の一番奥、弁天堂。
水面に映る堂宇と紅葉が鮮やかです。
次回は山上の上醍醐に行ってみたいものです。