世界遺産ケレタロ  (Queretaro QRO Mexico)

勤務先の系列会社がメキシコ合衆国ケレタロ市にありまして、出張で行ってきました。
ケレタロは世界遺産の町でもあります。

というわけで、観光案内。

ケレタロはメキシコのほぼ中央部分。 首都メキシコシティーからはクルマで3時間ほどの街です。 人口200万人のこの町の中央部には16世紀にスペイン 人が侵略してきた以降の植民地様式の旧市街が歴史遺産として残っています。 それが歴史遺産。
日本のGoogle Mapで探してもヒットしない、日本では殆ど知られていないのでは無いか?という街です。

 <<地 図はこちら。

ちなみに「ケレタロ」で普通にググッてみると結構ヒットする。 
こちら


  町の中心部でハイヤーを降りると、左のような半裸の男性がお迎えしてくれま す。 
このアステカの戦士のたたりで、PGJは下痢ピーだわ、胃痛だわ、でひどい目に会いました。
アジア系民族同士仲良くしてくれよ。。。
(なんでも中南米先住民と、日本の先住民(縄文人系統)のDNA配列は大変よく似ているそうな。 私は御見事な縄文弥生ミックスですが)

まぁともかく、街を歩いてみましょう。

この像の奥のほうが下の写真。
一見、静かな町並みですが、御食事街ですので夜ともなれば大宴会モードが全ての店から炸裂して聞こえてきます。



その中の1軒でPGJも酔っ払いました。 基本的にどこも食事は大味で、盛り付けにも麗しさの欠片もないですが。。。
まぁ居酒屋レベルの店ばかり回ったせいなのか、基本的に高級レストランが無いのか、それはわかりませんでした。

しかし居酒屋だけに
、 生バンドが麗しい。
(欧州と北米の工場の同僚達と酔っ払うんだから、そういう店の方が楽しいに決まっている)

演奏される音楽は「おーメキシコにいるぞー!」っている感じがあふれまくっています。 帰る前の日にショッピングモールへ出かけてCDを買い込んだのは言 うまでもありません。hi

しかしなんで、
メキシカンバンドってメンバーの背丈がテンデンバラバラなんでしょうね?

さらに、上の写真の通りの奥手の公園に観光案内所があるというマークが地図にあります。
しかし、、、信用してはいけません。 観光案内スタンドがあるだけで、人は居ません! 
パンフレットが数種類置いてありますが、すべてスペイン語。。。。

日本語とは言わないがせめて英語が欲しい。。。。
こうなるとPCは必携で、観光webをスペイン語>日本語or英語翻訳サイトで翻訳することになります。
メキシコ人は朝が遅いようです。
下の写真は朝9時頃の風景。 誰も歩いていません。 (そのかわり夜がすごいのはご説明したとおり。)

道路は石畳。 そこをクルマがブイブイ走るわけで、雨が降ったらスリップ事故連発でしょうね。 もっともめったと雨は降らないようですが。


 
 
しかし、歴史地区のさらに狭い路地へ入っていくと こんな感じの風景に出会うことが出来ます。



こんなカフェで日光に当たりながらエスプレッソをガンガン飲んで時差ぼけを退治するのだ。 でも駄目だった。 次からは睡眠薬を使いますよ。。
 


  上のカフェの近所に左の前衛美術館があります。

この写真で見るとよさげに見えるでしょうが、実は落書きと破壊の跡がすごい、荒れ果てています。

内部の様子が撮れる数少ない場所ですが、ともかくすごいことになっております。

地元のコカコーラボトリングの社長が寄付して始まったらしいですが、寄付が絶えたのか、ぶっ壊しの速度が早いのか、、、、

話の種程度にはなりますが、わざわざ見に行くほどではありません。

芸術なら別の美術館のほうがマシです。
旧市街は、このようにライトアップされておりまして、レンズ径の大きいカメラをお持ちの方にはFBな ポイントがたくさんあります。

美しい街です。 
   


もう一つの街の名物は水道橋。 18世紀に個人の寄付で作られた水道橋です。 昔の金持ちは桁が違うね。  ま、貧富の格差も物凄かったんでしょうから。 これはあの当時世界共通。


さて、なにしろ道路がやたらと狭いのは欧州の昔の町と同様です。 
歴史地区は一部を除いて狭い通りばかりです。 歩道も日本並に狭いので、クルマには用心しましょう。
なにしろ、メキシコの交通マナーたるや日本よりさらに物凄い。
ごっつい自動拳銃(グロックか?)を腰にぶら下げた警官がわんさといますが、それでもあの気ままな運転は治らん様で、あちこちでぶつかっています。hi

あの伝説の縦列駐車はぶつけながら停める」というのは本当ですし、60Km/h制限の道路を110Km/hでぶっ飛ばし、車間距離5mなんて ざら。
千葉の京葉道路か、大阪の環状線を走っている感じ。 おまけに車線変更で合図しないし、やたらとクラクションが鳴り響く。

ともかく気をつけましょう。  道路は下のように狭いのよ!

 
 
この週、宿泊したのはホリデーイン。 
悪くはないですが、ミニバーが空っぽだったり、夕方7時頃ベッドメーキングに来たり、およそPGJの常識とは乖離しておりました。 まぁ、愛想はいいし清 潔では有りました。  
 




さて、もともとスペイン人がこんな街を作る前からアステカの人々は固有の文明を持っておりましたわけで。 その遺蹟がケレタロ郊外にもあります。



ガイドは無料で開いているのは、9時から14時半!まで。 しかもただいま保全工事兼発掘中でピラミッドには登れません。 麓で「ふーん」と感心するだけ です。
ガイドのお姉さんはスペイン語のみ話すのですが、それでも一生懸命教えてくれます。  
日本も16世紀を振り返れば、危うく
東大寺をスペイン 語で観光ガイドされるところだったんだから 、歴史のタイミングは紙一重ですねぇ。


こんな記事を書くと「出張で観光できて良いねぇ」という人がいますが、あのピーピー下痢と胃痛、時差ぼけの拷問を代わってくれるならいつでも交代してあげ ます! 

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