PGJの「心ひかれるもの」クラフト編 お店リスト

暮らしのクラフトゆずりは

手作り民芸は馬鹿高い!

お店のホームページ:http://www.yuzuriha.jp/
所在地;018-5501青森県十和田湖畔休屋
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十和田で学生時代を過ごしたPGJは こんな汚い学生だったし、当時の十和田湖に はこんな小奇麗な店は無かったので、十和田周辺にこんな良い物があったんだなぁと、おっさんになってから改めて驚いています。
(PGJや学生時代の仲間が「十和田」と言うと、十和田市、上北郡を一緒くたにしています。 )


さて、このお店を語る多くの
ブログに共通の感想は「高い!」ですが、 ZLのクラフトの馬鹿高さと比較しても「まぁ、こんなものでしょう」な値段です。 
(ZLには自称「あーちすと」のいわゆる「クラフトレベル」の作家が各地にウジャウジャ居ますが、その作品お値段たるや高いの何の!)

手作業で、少ない生産量で、それで家計を支えるだけの利益を得ようとしたら
FOB(この場合は工房出荷時価格だけれ ど)で粗利をかなりのせないとやっていけません。 月産30個なら、粗利で2万円くらいのせないとやっていけないでしょう。 
(その金額に納得がいけば問屋も小売店も消費者も買ってくれるでしょう。)

ついでに冬季休業なので、観光シーズンに利益を出さ無くてはいけないお店の事情もあり、なんだかんだでやや高めなのは仕方ないのでしょう。
まったくもって「ちょっと買えないお値段の物」が多いですが、目の保養に行くにはいいですよ。






お店の中はこんな感じ  

都市周辺部にはこの手のディスプレーの店は当たり前で すが、十和田では
珍しいですね。
鉄器、漆器、陶器、まげわっぱ、反物、革製品。 ま、色々です。

我が家のお財布事情で買ったのは左写真手前の南部鉄器グラタン皿。
こちらの販売価格の平均値を押し下げる「2枚で3,300円」でしたhi

 

もう一つは、津軽塗りのお弁当箱。

 


津軽塗りに限らず、漆器は素地が木地でなくなると(プラスチック製、木製、木粉再成型樹脂な ど)グッとお安くなりまして、この弁当箱は15,000円くらい。
津軽塗りは津軽馬鹿塗りと呼ばれるくらい塗っては研ぎ塗っては研ぎを繰り返すから、青森県の人件費が幾ら日本最低水準と言っても手で削った木地を
使ったらとんでもない値段になります。 とても私らには買えない。 手仕事で削りだした木地の津軽塗りでない漆器重箱が数万円していましたから、
完全手作りの津軽塗り漆器はお大名のような暮らしをしている方にしか買えないシロモノなのかもしれませんね。

ま、きれいでしょ? 15,000円でも十分PGJには宝物です。
で、XYLがこんな感じに料理を盛り付けました。  食器が良いと料理が引き立ちますね。





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回廊ギャラリー「門」


ギャラリーと言うだけあって芸術的なものもございます。

お店のホームページ:
http://www.gallery-mon.co.jp/
所在地;309-1611 茨城県笠間市笠間2230-1 芸術の森公園前
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こちら様は芸術性が売りでございまして、素人には「もう何がな んだか分からない」作品も並んでいます。
2006年にギズボーンから引っ越してきて1年だけ千葉に住んでいたPGJとPGKは、「和食器ほぼゼロ」からのスタートでした。 
洋食器はオークランドのパーネルにある
Galstonsで購入した物を海上コンテ ナに押し込んで持ってきましたが、和食器はギズボーンの日系家族の皆様に置いて来たので土瓶蒸し用土瓶などの「変なもの」以外、我が家には和食器がまるで 無い状態だったのです。

近所のそごうに行っても気に入った和食器が無く、 「どうしよう。。」状態のある日。 たまたま物見遊山に出かけた笠間で見つけたのがこのお店でした。

なにしろ芸術性が高いので我が家の食器になりえるものは、ほとんど無いのですが見ているだけで幸せなものってあるでしょ?
なもんで、近所を通ると必ず寄ります。

時々、これが芸術か?
というような作品が並んでいま すが、確かにお値段は芸術品ですhi




店内はこんな感じです。



夏にはいいですが冬行くとかなり寒そうなお店です。

国籍不明な感じの建物でしょ? 古材で建てた物のようです。 魯迅が歩いていそうな感じもします。

 

 
で、私はこれを買いました。
作家は 川口聡一さん
。 PGJの好みの作風です。

石肌の陶器の酒器です。
「シリコンゴムの型を使って、せっせと家内制手工業で造っているのでしょう」というお値段です。
(だからPGJにも買えるわけで)

そういえば、このページはやたらとコストの話が多くて作風やお店の雰囲気に言及が少ないですね。
どうもメーカー勤務の悲しいさがですね。 

「原価がいくらで、労賃がいくら、加工費がこれくらいで、生産個数がこれくらいだから、粗利はこんなものかな」
みたいな。

「夢が無い?」 そうでもないんですよ。 気に入った素敵なものに囲まれていれば心穏やかに生活を楽しめるではありませんか。

 

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きらら館

「日常生活に彩を」ピンからキリまでの商品構成

お店のホームページ:
http://www.kilalakan.jp/
所在地;309-1611 茨城県笠間市笠間2258-1
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芸術品に近いものから「彼と彼女のおままごと同棲生活用」までかなり幅広い商品展開の陶器屋さんです。
手軽に買えるものもかなり揃っていますので、笠間で最も客の入りの多いお店でしょう。 

無料のコーヒーサービスに「ただ」が好きなおばさんたちが群がっていますが、
そのおばさんたちの何人かに一人はご購入されているようですからビジネスとして成功?

陶器屋が失敗したらレストランにしても良い建物の設計です。
(実際、笠間にはいいレストランがほぼ無くあってもカフェレベルなので、まっとうな食事が出来るお店が望まれます)








 

このお店に並んでいる商品はほとんど心惹かれない「あ、そう」(c)昭和天皇)な レベルですが稀に良い物が出ます。
 


上は和紙を3次元に折り曲げた行灯。

左は大崎さんの河馬です。






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