ワイオウル(WAIOURU)
ワイオウルは、トンガリロナショナルパークの南、ルアペフ火山を北に仰ぐ砂漠のど真ん中です。 この地域の殆どはニュージーランド陸軍の演習場となっています。 富士山の周りが陸上自衛隊の演習場となっているのと似ていますね。
この砂漠の端にポツンと有る小さな集落がワイオウルです。 住民の殆どが陸軍軍人ではなかろうか?
そして、ここに有るのが、陸軍博物館です。
白人がやってきて、マオリを相手に戦争をおっぱじめた以降のZL陸軍の歴史が展示されています。 イギリス人といえば幕末に薩長に兵器を売った死の商人として有名ですが、植民地時代初期にマオリに兵器を売った人も居たのだと言うことが分かります。
さらに、英国の植民地とはいえ、「よくもまぁ、あっちこっちの英国がらみの戦争に顔を出しているな」と言うのが分かります。 展示の大きな部分は第一次大戦のガリポリの戦いと、第二次世界大戦に裂かれています。 日本兵の蝋人形や鹵獲品の小火器などが展示されています。 また、太平洋戦争中にパーマストンノースで捕虜収容所で起きた日本兵捕虜大量射殺事件の説明も事実として掲示してあります。
左上 欧州戦線から分捕ってきたドイツ軍のケッテンクラフト |
大日本帝国陸軍軽機関銃(keikikanjuuと表示して有る) |
ニューギニアで戦う日本兵 「腹減った」の図 |
驚かされるのがZL兵の人口比戦死者の多さです。 技術の有る人がいないので、一兵卒として、やたらと最前線に送られてしまい、故に戦死率が高いと言う研究結果も有るようですが、それにしても、ここまで死人を出さなくてよさそうなものに、と驚くほどです。
さらに平和維持軍に出ている地域もかなりなものです。
小さい国が世界に存在感を認めてもらう為には、「これしかないのよ」と言う厳しさが伝わってきます。 展示の良さといい、一見の価値が有る博物館です。
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