岩科学校が面白い

岩科学校は明治一桁に建てられた小学校。JA2 伊豆半島の松崎町(18006C)にあります。

松崎で一番有名なのは鏝絵(こてえ)の伊豆長、入江長八の漆喰絵の美術館です。
このほかに何があるのかといわれると……無いんだなぁ。

しかし、松崎には岩科学校があります。JA0 松本市の開智学校と同じくらい古い、無名だが立派な学校です。
入江長八等による漆喰装飾が施された学校で、漆喰装飾の見事さには「ホウ」と唸らされます。
岩科学校 外観全景 太政大臣三条実美公揮毫の扁額が掲げられた正面

住民の気概と入江長八の漆喰装飾

岩科学校 正面玄関 擬洋風建築の美しい正面

住所:静岡県賀茂郡松崎町岩科北342
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女子裁縫室兼客間 女子裁縫室兼客間
長八の欄間漆喰鏝絵「千羽鶴」 入江長八による欄間の漆喰鏝絵「千羽鶴」 上の畳敷きの部屋は女子裁縫室兼客間。
その欄間が見事な鶴の鏝絵です。

さすが建築費2億円です(現在の貨幣価値に換算して)。
この当時の学校の建築はほぼ住民の寄付で成り立っておりますが、むしり取り寄付で、「払ったら生活できない」という嘆きが聞こえていたという話は長野県の明治時代の学校の資料館でも説明されていました。

それでも払ったんだよね。
日本人の横並び意識というか、隣村には負けないという見栄っ張りか? それとも本当に教育熱心か?
これがペリー来航から50年後にはロシア艦隊を全滅させる原動力さ。

それにしても立派な学校ですね。
地元民の力が入りまくっていて、トップの写真の「校学科岩」の扁額は太政大臣・三条実美公の揮毫ですよ。
なまこ壁とバルコニー 伊豆特有のなまこ壁と洋風バルコニーの融合 校舎の細部 細やかな木組みと漆喰細工

まぁ、色々ある岩科学校の見事さですが、漆喰のほかにも驚かされるものがあります。


急勾配の階段と美しい廊下

校舎内部 急な階段

あまりに急な階段は現代人を寄せ付けない。
ここで転落した子供は、さて何人?

修復された廊下

きれいに修復された廊下。
平成の解体修理費は2億円以上。


強烈な校長先生と授業風景ジオラマ

しかし、何より強烈なのは校長先生と授業風景。

明治初期の授業風景 リアルに再現された当時の授業風景 威厳ある校長先生 眼光鋭い校長先生人形

岩科学校、なかなかいけるでしょ。hi
伊豆ツーリングの折にはぜひどうぞ。