PGJは外国暮らしをしたことがあるので、留学のご相談を受けることがあります。 XYLが就職してから大学院へ進んだのもあり、その手のお尋ねはちょこちょこ来ます。
そもそも聞く相手が違うだろう。 と思いますけどね。hi
社会人で、「このままではどうにもならん、留学して学士なり修士なり専門資格を海外で取ってきたい。」(ありがちなのはMBA)、という若者が相談しに来ることがあります。
「資金貯めたなら行きなさい。そのかわり帰ってきても仕事無いから、優秀な成績で向うで卒業後仕事見つけるつもりで行きなさい。 そうすりゃ日本でも仕事
が見つかるよ。」
確かに、帰ってきて良い仕事している人は居ます。
留学とは外国の教育機関で現地で行われている現地の学生に向けて行われている学校に通うことを一般的に言います。
「英語を学びに留学」とかいう不思議な表現がありますが、あれは「英語研修」であっても絶対に「留学」ではないですね。
近代から現代への英語の変遷を研究しているのでG(いわゆる英国)の大学で「英米文学史の講座を履修する」なら留学でしょうが、「サンフランシスコの英会
話スクールに行きます」は留学ではないですね。
英会話スクールに行くレベルではTOEFLも満足な点は取れないから、留学なんてどだい無理でしょうし。
英語で仕事をしたいのならまず国内でせっせと英語を学ぶことです。
江戸時代の蘭学者はオランダに行かずとも学者でありました。 英語がうまいと言われた実業家ですがイギリス留学に出しても英語はこんなもんです。
この留学と研修の雲泥の差を理解せずに勘違いる親子がJAを含めた東アジアにはうじゃうじゃ居ますなぁ。
数か月から1年の語学研修とやらで「短期留学」とか言う親子。
この勘違いを逆手にとって、留学ビジネス(ただの英会話スクールの斡旋屋)が勘違い情報をばらまいているから情報リテラシーのない教養にあこがれる層が
引っかかるという悲惨な物語。
短期留学とは、素晴らしい造語ですなぁ。
PGJに相談が来る学生さんの親御さんお場合は、ほとんどの場合、ろくなもんではない。
まず間違いなく外国語研修を「留学」と言って相談してくる(だまされてやがる(T_T))。
相談者:「倅がフランス語専攻なの! フランスに留学させるんだ!」
PGJ: 「おーそりゃすごい。 国際バカロレアとったんだね。 DAPは?」
相談者:「馬鹿って?何?」
よくよく聞いてみりゃ「大学でフランス語を2単位取っているだけ」
いつもいつもいつも、まったく、このパターン。(/・ω・)/
海外の大学で留学するには語学力(学というのもなんだが外国語使用技術水準だよねぇ。)
英語圏 TOEFL: http://www.cieej.or.jp/toefl/ IELTS: https://www.ielts.org/ |
フランス語圏 DAP: http://vosdroits.service-public.fr/particuliers/F2864.xhtml 国際バカロレア http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/ |
ドイツ語圏: まずゲーテスクールね。あそこは。 http://www.goethe.de/lrn/wwt/deindex.htm http://tokyo.daad.de/wp/faq-nyugakushikaku/ |
スペイン語圏: http://www.jasso.go.jp/study_a/oversea_info_18.html#requirement |
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