イーストランド一周

eastlandmap

ギズボーンの北、オポティキの東、の半島はイーストランドと呼ばれています。 
人口の殆どがマオリ民族であり、特有の文化が残っているところの様です。 
これをギズボーン、ヒックスベイ、オポティキと一周すると417Kmあり、殆どが山道なので、
一周するだけでもZLの山道を運転しつけない人には負担が大きいコースでしょう。 
7時間はかかると思って間違いありません。 

が、美しい風景は行ってみる価値があります。



ギズボーン>トラガベイ(Tolaga Bay) 47Km 

ギズボーンを出る前にガソリンは満タンにしましょう。 交通の便の悪いイーストランドのガソリンはとても高いですから。 時間や曜日によったら、へたすりゃGSが開いていない事も。 

山道と、畑の中の道が続きます。 このあたりを走っていて運転に支障を感じたら、素直にギズボーンに戻りましょう。 あなたにはイーストランド一周は無理です。 30分強で、トラガベイの手前に、Cooks CoveとWharfという看板が右に見えてきます。 その細い道を右に入って、突き当りの海岸まで行きましょう。

 右の写真のように、トラガベイは遠浅の海岸です。
道路が開通する前、ここに貨物船を接岸させ貨物の積み込みを行うことは不可能でした。
そこで、このように長い桟橋が作られました。

桟橋の上には線路が敷設され、トロッコから貨物が船に積み込まれました。 桟橋の突端は複々線になっており、更に平行式転車台が設置されていました。

トラガベイ桟橋

数枚の写真を合成したので歪んでいます。
日光に映える白い崖、長い桟橋(660m)、美しい遠浅の海、ゴミの無い海岸。 ま、一見の価値ありですよ。

ただし、この橋は、橋脚がアルカリ骨材反応で非常にもろくなっています。 人数制限がありますので団体で行ってはいけません。 また、そういう有様ですので、年中修理をしています。 立ち入り禁止になっているかもしれません。

海岸の手前にクックスケーブ(CooksCove)と言うハイキングコースがあります。 往復2時間くらいでしょうか? 足に自信の有る方はどうぞ。 私は虫刺されが恐ろしくて行ったことがありません。(たぶん普通の人は大丈夫だと思うけど)


トラガベイ>トコマルベイ(Tokomaru Bay) 36Km ギズボーンから83Km

クルマに弱い同乗者を乗せている場合、あなたはここで一休みしてギズボーンへ帰る羽目になるでしょう。 

売店と、公衆便所と、僅かな民家、
あと何も無い。

あるのは穏やかな波の海岸だけ。
なぜか天然系のゴミが多い海岸。
牛の骨、大木の根っこ、羊など。

意外と面白い拾い物が有るかも。

   

トコマルベイ>テプイアスプリングス(Te Puia Springs) 11Km ギズボーンから94Km

テプイアスプリングスホテルweb(英語)(日本語)
温泉です。
水着の有る方はお楽しみください。

ヒクランギ


テプイアスプリングスを過ぎるあたりから、左側にマウントヒクランギが見えてきます(左上)。 右上はテプイアの北のルアトリア(Ruatoria)から見た山容。
登りたい人は登れます。 詳しくはこちら(英語日本語)。
地元マオリ、ンガチポロウ族の信仰の対称になっている山で、年に数日、宗教上の理由で入山禁止になることがあります。

世界で最も早く初日の出が眺められる陸上地点は、この頂上と言われています。 でも、本当はZLの東、南太平洋上に浮かぶZL7のニュージーランド領チャタム島が一番早い初日の出を迎える場所です。

(チャタムは競馬場が有るような立派な島。 マルペロみたいな孤島ではないですよ。)


(しかし、自動翻訳というのはゴミだね)


テプイアスプリングス>ヒックスベイ(Hicks Bay) 80Km ギズボーンから180Km(計算が合わないけどAA地図ではそうなっているのです)
 

ヒックスベイはZL本土の東端であるイーストケープ(まったく芸の無い名前)への起点です。 ここから20Kmほど砂利道を行くと灯台への歩道の入り口にたどり着くそうですが、私のMR2では底をすってしまうので行けませんでした。
と言うわけで、その砂利道の起点からみた、ヒックスベイの集落。

ヒックスベイ近辺には、見所として、マヌカハニー工場(この一帯は野生のマヌカがたくさんはえている)や土ボタルの洞窟もあります。


ヒックスベイ>ロウココレ(Raukokore) 約50Km ギズボーンから約215Km

ここいら辺から、運転している本人も道のアップダウンと、コーナーリングにうんざりしてくる。 静岡愛知県境の佐久間ダムを知っている人なら判ってもらえるかな「あの湖岸道路を100Km/h弱で走っている感じです」

山を越え、間近に海が見えてくると、海岸線にこのような教会が見えてきます。
開拓時代の教会だそうです。

この教会の撮影ポイントはいくらでもありますから、時間に余裕の有る人は、いい写真を撮ってください。


ロウココレ>オポティキ(Opotiki) 約90Km ギズボーンから327Km

なぜ、いきなり距離が飛ぶかと言うと、この先、あまりの道路で記憶が途切れがちになるからhi
ゆっくり行けばいいんだけど、MR2だとねぇ、、、ワインディングはぶっ飛ばさないと作った人に悪いみたいで。。。

右の動画は、片手で運転できる僅かな隙に撮りました。  他の道はもっと急カーブとアップダウンが続きます。
こういう道を100Km/hで走れるニュージーランドはドライバー天国かもしれませんね。

左: マオリ彫刻の正門が有るトレレ(Torere)の小学校。
 かなり見事。
 学校に力が入っているのは良いことだ。

下: 周辺の道路は、山道でなければ、ずーーっとこんな感じ。



オポティキ>ギズボーン 143Km 

行程の8割は延々山道です。 追い越し車線がほぼ無いので、パワーの無いクルマは延々トラックの後ろを走らされます。


上: オポチキの町。  
右: オポチキ-ギズボーンまでの山道の半分はこんな渓谷沿いです。

 
 
   こんなストレートにいい気持ちになっていると、いきなりタイトコーナーがあって脅かされますよ。 こんな山の中を走っているのです。




 

  

ともあれ、延々山越え道を走り、 

こんな風景が見えてきたらギズボーンフラットへ到着。

ワイン用ぶどう畑がお出迎えです。

長旅ご苦労様でした。


イーストランドは白砂青松に青い空。 静かでのんびり携帯もつながらない。
AA(ニュージーランド自動車連盟)の観光ガイドによれば、釣り、サーフィン、など、海系の遊びが充実しているようです。
本を何冊か買って、のんびりするには最適でしょう。 

難点と言えば、地元の人の英語がわからん。。hi


ZLの道路は、JAの道路を走るのと比べるとだいぶ様子が違います。 自分で運転する前にコチラのZL道路で生き残る法をご覧ください。

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